温かな手

ある日のこと 年少児の女の子が 園庭で転び 足を擦りむいてしまい 私の膝の上で しくしく泣いていました。

その様子を見て 遊びながらも 時おり 心配そうな顔を向けてくる 子どもたち。

そんななか 年中児の女の子が すっと寄ってきて 話しかけました。

「大丈夫? 痛いの? 私の手でギュッとして いいパワーあげるから!」

その言葉の温かさと言ったら…

今まで 泣いていた女の子は こくんと頷き いつの間にか涙も止まり まだ名前を知らないお姉さんの手を そーっと握っていました。

優しい心は教えるものではなく 育むものなのだと 改めて 子ども同士の関わりから 教えられました。

お姉さんから 温かで優しいパワーをもらった女の子は

いつか きっと どなたかに プレゼント(伝承していく)する日がくることでしょう。

受け継がれてきた 優しさのバトンが 確かに繋がった瞬間でした。

Written H. T

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